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トッキー
2014.10.1 03:40政治・経済

「慰安婦論争の歴史」を改ざんするな!!

歴史が後世の人間に都合のいい形に
ねじ曲げられるというのは、
70年以上前の戦前・戦中の
日本についてのことばかりとは限りません。
 
たった18年前の出来事すら、
完全にねじ曲げられています。
 
よしりん先生が慰安婦問題を描き始めた1996年は、
秦郁彦氏が吉田証言のウソを暴いてから
4年が経過していたものの、このことはまだ
全然世間一般には浸透していませんでした。
 
先日書いた通り、産経新聞でさえ
秦氏の調査結果を知っていながらもなお
吉田証言を信じ続ける記事を載せていたほどで、
慰安婦強制連行を信じている
人の方が圧倒的でした。
「慰安婦強制連行の資料は
これから出てくる可能性が大きい」
とか言う知識人も普通にいました。
 
そんな中で中学歴史教科書全社に
慰安婦の記述が載ることが決まり、
「慰安婦強制連行はなかった」
なんて主張すれば、
強姦魔の味方のような極悪人扱いを受け、
「セカンド・レイプ」とか言われて
白い目を浴びるという時代でした。
 
そんな時代に、よしりん先生はマスコミ業界から
干されるリスクまで覚悟して言論戦に挑んだのです。
 
ところが今では、すでに90年代半ばには
慰安婦強制連行がなかったことは常識だったなどと、
歴史を書き換えている奴がいます。
 
そして、18年前には黙って様子見していた連中が、
最初から何もかもわかっていたかのような態度で
朝日新聞バッシングを楽しんでいる有り様です。
 
そのためよしりん先生は、事あるごとに
18年前の言論状況がどうだったのかを
説明しなければならなくなるのですが、
そうしたら、ネトウヨがこんなことを言うのです。
 
「最近の小林はジジイだ、昔話ばかりしている」
 
呆れて開いた口がふさがりません。
 
道なき道を危険を冒して切り開いた人がいるのに、
安全な道路ができ上がってから、
さもその道路が最初からそこにあったかのような
態度でスピード違反で走り回り、
あまつさえその道路を作った人を罵倒しているのです。
 
ネトウヨたちは、決まって
「大東亜戦争を戦った祖父たちがいるから
今の日本がある」とか言うのですが、
全くの欺瞞です。
 
今はそう言いさえすれば、
立派な人のように見られるから、
テンプレで言ってるだけです。
 
もし左翼全盛の時代だったら、
戦中派の人が大東亜戦争の意義を語っても
「ジジイが勝手な昔話している」
とか言っていたはずです。
 
こいつらは本心では、先人の業績に
敬意を表する気持ちなど、
爪の垢ほども持ち合せてはいないのです。
 
それにしても、18年前にはまさか自分が
戦中派のじーちゃんみたいな
「時代の証言者」として歴史の改竄に
異議申し立てすることになろうとは、
思いもしなかったなあ…
トッキー

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